ワークショップ③:ブリーフセラピー入門

         ~SFAのコア・コンピテンシーを体験しよう

 講師:喜多見学先生

立正大学心理臨床センター

ブリーフセラピーとは,短期家族療法とも呼ばれ,短期間でより効果的な支援を行うことを目指して開発されたアプローチです。その中でも中心的なアプローチとされるのが,1980年代にインスー・キム・バーグと,スティーブ・ド・シェイザーによって開発された,ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)です。SFAは,明るく,ユーモアに溢れた面接と,「問題」よりも「解決に関する会話」を重視する姿勢が特徴で,クライエントの力を引き出すための温かく肯定的な考え方と多様なアプローチがあります。その考え方は,カウンセリングだけでなく,対人援助の様々な現場で活用され,これまで多くの悩みを抱える人々と支援者を助けてきました。本ワークショップは,初めてブリーフセラピーを学びたい方や,心理療法の初学者の皆様向けの,体験的なワークショップです。SFAを楽しみながら,SFAのコア・コンピテンシーである,解決志向の考え方を体験しましょう。