シンポジウム:REBTうつ病マニュアルの活用に向けて

 司会:木内敬太(人間総合科学大学)

 シンポジスト:

  大島 裕子

  (北里大学大学院医療系研究科博士課程) 

  荒木 光

  (北里大学大学院医療系研究科博士課程、東京YMCA社会体育・保育専門 学校)

  木内 敬太

  (人間総合科学大学人間科学部、合同会社実践サイコロジー研究所)

 

 指定討論:吉田 悟(文教大学人間科学部) 

心理療法やカウンセリングの専門家としての初の国家資格である公認心理師の第1回試験が9月に行われようとしている。公認心理師においては、科学的根拠に基づく対人援助がこれまで以上に厳格に求められることから、我が国においてもついに、様々な対象者への効果が認められている認知行動療法が普及するものと期待されている。それに先立ち、20171月、私たちは、「REBT研究別冊 REBTうつ病マニュアル」を出版した。本書は大うつ病性障害に対するREBTのマニュアルとそれに関連した複数の論文の翻訳およびそれぞれに対する訳者による解題から構成されている。本シンポジウムでは、訳者が各論文の概要を紹介するとともに、監訳者が指定討論を行い、最後に、フロアを交えたディスカッションを行う。シンポジウムを通して、REBTうつ病マニュアルに関する理解が深まり、REBTの実践と研究に向けた示唆が得られることが期待される。

 

※「REBT研究別冊 REBTうつ病マニュアル」をご持参いただくと内容の理解が深まります。